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就活に臨むにあたって誰もが課題と感じるのが、「面接」でしょう。
よほど話し上手な方でもない限り、「面接練習はどれくらいやったらいいのかな」なんて考えたことがあるのではないでしょうか。
今回は、就活における面接練習の重要性と、実際の面接練習のやり方、そして「どれくらいやるべきか」という目安の考え方などについてお伝えしていきます。
面接練習は「いくらでもやるべき」
就活に面接練習は必須
まず前提として、当時の私のような一般的な就活生の場合、面接練習は必須です。
よく成功者の体験談として聞く
「特に準備はしないで自然体で行ったのが良かったと思います」
「逆に練習して準備しすぎた感がある方がマイナス」
なんてことは、ぶっつけ本番でもしっかりとした回答ができる切れ者だけです。今、突然「あなたはなんで第一志望の会社に行きたいの?第二志望と何が違うの?それはなんで?もっと具体的に説明して?」などと詰められて、一瞬で答えられるでしょうか。あるいは、そこに論理矛盾はないでしょうか。相手目線からして、ちゃんと評価に値する回答になっているでしょうか。
ふつうの人は、それができないから苦労するのです。
じゃあどうすればいいのかというと、練習することに尽きます。
聞かれそうな質問をできるだけ多く想定して、それらに対して自分でベストだと思える回答を用意しておく。そして、それがをどんな聞かれ方をしても自然に話せるように準備しておく。
もちろん簡単なことではありませんが、これができれば、どんな面接でも戦える気がしてきませんか?
だから、ふつうの自覚がある人ほど、面接練習が必要なんです。
いくらやっても足りないよ
面接練習は、いくらやっても「やりすぎ」なんてことはありません。
うまくできたと思えた面接でも、厳しいフィードバックが多かったり、録音しておいた音声(本当はダメですが、あくまでも自分の課題発見のためにやった方がいいと思います)を聞き返してみたら全然うまく話せていなかったというのは、もう“あるある中のあるある”です。
まして、1回うまくいったからといって、もう完成だ!なんてこともありません。少し違う聞かれ方したらよい回答ができなかったり、コンディションによって出来にばらつきがあったりするのが面接です。
準備したことを簡潔にわかりやすく伝える、より伝わりやすい話し方をする、そのためには、それなりの時間をかけて練習すべきです。
「やりすぎはよくない」という方へ
面接練習をやりすぎると、「用意してきた感」が出すぎて良くないという意見もあるようです。
たしかに、面接官からすると、「がんばって準備してきたんだな」という印象よりも、「用意してきた感」への抵抗感の方が勝る場合が多いのは事実。
しかし、「用意してきた感」を取り除くために練習を控えて、面接官の質問に良い回答ができなかったなんてことがあったら、それこそ本末転倒ではないでしょうか。
それに、練習不足によって、「えーと」「あの…」など何度も詰まっていたり、またよくあるのがまとまりがなくダラダラ話しすぎて、結局何が言いたいのかよくわからないというケースに陥ってしまったりしたら、その方がよっぽどマイナスです。
「それでも用意してきた感が気になるんだよなぁ」という方は、「用意してきた感をなくす練習」をすればいいだけ。自然に明るく元気よく話すために、回数をこなすのです。むしろ話す練習が足りていない人の方が、用意してきたことをダラダラ話していたりして、不自然さが目立ちますから。
面接練習のやり方
面接練習の効果的なやり方
ではそんな面接練習はどうやって行えばいいのか。
自分で想定質問を用意して、面接官がいると思って一人で話してみるのも一つの手ではあります。むしろ一人の時間でも声に出して練習することはけっこう大事(参考:面接でスラスラ言えない…「話す練習」も大切に【“準備”したことを伝えるための“準備”】)。
しかしながら、それでは「話す練習」にはなっても、相手がいる世界である「面接」そのものの練習まではカバーできていません。質問のちょっとしたニュアンスの違いにだって受験者側はうろたえるものですし、相手がいる緊張感の中で話す練習だって必要です。そして何より、相手側がどう感じたか、フィードバックがあるとないとでは練習の充実度は全く異なってきます。
極端な話、一人で毎日5時間話す練習をひたすらやっていても、ちょっと想定外の聞かれ方をしただけでうまくいかなかったなんてことが起こるのが就活ですし、逆に、きちんとしたフィードバックをもらい、指摘されたことを直して、また次の面接練習に臨み……というサイクルを何度か繰り返していれば、見違えるほど面接は上手くなります(自然に話せるということも含めて)。
課題は練習相手の確保
だからこそ、練習相手を確保することが大きな課題になるわけです。
大学のキャリアセンターや就活仲間に定期的に面接練習に付き合ってもらう(友人なら交代でやるのは良いですね)というのがまず浮かぶところでしょうか。もちろんこれもできるのならやるべきですが、できるだけたくさん練習した方がいい面接なのに、それほどの頻度でこなせないというのは大きな難点でしょう。
ではいくらでも自分のために時間を割いてくれそうな家族ならどうかといっても、家族が就活に詳しく有効なフィードバックをくれるとは限りませんし、何より真剣に練習しよう(本番さながらの臨場感で話そう)と思えば思うほど、恥ずかしくてやってられないという方も多いのではないでしょうか。
こう考えていくと、最適な選択肢がプロに頼むということになってきます。
就活を知り尽くしたプロを前に、本番と同じ環境で真剣に面接練習を行い、良かったところ、直すべきところをプロの視点から丁寧にフィードバックしてもらい、それを踏まえて次の面接練習を行う、というサイクルを繰り返していたら、“就活力”はかなり向上しそうだと思えてきませんか?少なくとも、キャリアセンターで対応してくれる大学の上級生や、就活仲間、家族らのフィードバックよりは遥かに質の高いものが期待でき、何より真剣勝負の機会を何度も設けられるのは、“ふつうの就活生”が周囲と差をつける、あるいは背伸びした企業から内定をもらうには必須のことでしょう。
私自身、マスコミ塾に通って何度も面接練習に付き合ってもらい、最初の頃が恥ずかしくなるくらいに面接力を向上させることができました(何より複数のメディア企業から内定を獲得しています)。本番と同じような環境をつくって、何度もフィードバックをもらうという経験がなかったらと思うと、かなり恐ろしいものがあります……。
当然、マスコミ業界に限らず、どの業界でも面接対策が重要であることは言うまでもありません。
基本的には人生に一度しかない、自分の将来を決める重要な機会なわけですから、多少のお金がかかったとしても、チャレンジする価値はあるのではないでしょうか。
面接練習が無制限に近い形で受けられる就活塾を挙げておきます。まずは一度面談や体験等をしてみて、自分に合うと思ったところで自分を鍛えてみるのが良いのではないでしょうか。一歩踏み出す勇気も、社会で働く上で重要な要素です。
1.ホワイトアカデミー
24年の実績として「ホワイト企業内定率100%」を掲げていて、マンツーマンのきめ細やかな指導が評価されています。何より、ESの添削も面接の練習も回数無制限で受けられるというのが、就活生にとって心強いポイントです。つまりはプロが1から100までつきっきりでフォローしてくれるというわけですね。対面でもオンラインでも対応可能で、有名どころというだけあって、大手から“知る人ぞ知る優良企業”まで、実績も豊富。行きたい企業がある程度決まっている方に特にオススメです。少しでも気になるようでしたら、利用料金の確認(個人の状況によって変動します)も含め、まずは無料相談への一歩から踏み出してみましょう。
2. DiG UP CAREER
首都圏に特化した就活ということになりますが、講義形式のような1対大人数の就活塾も散見される中、とにかく就活生に密着したサービスを提供してくれる就活エージェントとして定評あり。しかも利用料金は無料(企業側から報酬を得ているシステム)。ESや面接練習どころか、自己分析や自分に合った企業選びまで含めて徹底サポートしてくれます。全国どこからでもオンライン対応OKで、実績も豊富ですが、「とにかく大手!」という方よりも、「自分に合うところを見つけ、何としても内定をもらいたい」という方にオススメです。
3.UZUZ
新卒だけでなく、第二新卒や既卒向けの支援にも力を入れているところです。つまりは就職後のキャリア戦略も踏まえた相談ができるのは大きな特徴と言えるでしょう。1社目に業界の中堅どころに入社し、そこでの経験を活かして大手にステップアップというのも今や現実的な戦略ですからね。もちろんオンライン対応OKで、大手やベンチャー等実績も豊富、メディア掲載も多数ある点も安心感に繋がります。「ブラック企業を徹底排除」というのも、けっこうありがたい点ですね。こちらも無料ですから気軽にトライできそうです。
気になるところがあれば、まずは無料相談の第一歩を踏み出してみることが大事です。合わないと思えばそこで引き返せばいいだけです。面倒なことでも、やってみなければ何も始まりませんし、何よりその一歩を踏み出せるかどうかは、この先の人生にも大きな意味を持ってくることでしょう。
「面接練習は何日前から、1日何回くらいやればいい?」は愚問
なお最後に、世間でよく挙がっているという「面接練習は何日前からやればいい?」「1日どれくらいやればいい?」なんて疑問についても触れておこうと思います。
ここまでお読みいただいた方なら、「どうせ“今日からやれ!” “1日何時間でもできるだけ多くやれ!”って言うんだろ」と思うでしょう。そうです、その通りです(笑)
とはいえそれでは身も蓋も無いので、一つの考え方をお示ししておきます。
現実的なことを考えると、エントリーシートも書いていない段階で、その企業の面接を想定した練習をするのは、なかなか難しいところでしょう。まして、自己分析もできていなかったり、受験する業界も定まっていないとあれば、まだ無理に面接練習をするよりは、自己分析や業界研究、志望企業の絞り込みなどによって、「面接で話す要素を蓄える」のが先といえるでしょう。
もちろん早い段階から面接練習をすることがプラスであることに違いはありませんが、就活にかけられる時間も限られる中、それは現実的ではないという話です。
ですから、早いに越したことはないけど、まずは話せる内容を蓄えるのが先、というのが一つの考え方になるでしょうか。
「何日前から」という目安については、これも早いに越したことはないという大前提はありつつも、本当に行きたい企業なら、遅くともその企業の面接の1~2週間前から、複数回の面接練習はしておきたいところです。
また「1日何時間くらい」という疑問はなんとも答えづらいのですが、
何度も言いますが、まだ就活を始めたばかりという方は「蓄え」が先。もっと言うと、“焦り”が芽生えてくるまではなかなか真剣に就活には取り組めないでしょうから、「やる気を出す」ことが一番最初に取り組むべきことです。そのためにとるべき行動はこちらの記事(就活で最初にやるべきは「とにかくイベント・説明会に参加すること」のワケ)も参考にしてみてください。
皆さまの参考になれば幸いです。