就活や転職の面接を翌日に控えつつも、「遊びたい」と思うのが人です。
こんな大事な時に遊ぶのはさすがにNGなのか、それとも関係ないのか。
面接前日に寝られない…とお悩みの方の解決策も含めて、一つの考え方をお伝えしていきます。
面接前日の過ごし方で注意すること
前日の過ごし方として、「リラックスしましょう」「食事に気をつけて体調を整えましょう」「いつも通りの時間に寝て、いつも通りの時間に起きましょう」などと色々言われますが、結局のところ、
翌日に頭が働いていればOK
で、逆に
頭がよく働かないようだとNG
ということに尽きます。
そう考えると、唯一にして最も重要な要素は、「最低限の睡眠をとること」といえるでしょう。
リラックスしたり、軽い運動をしたり、巷でいわれるような「前日の過ごし方」も大事ではあるのですが、睡眠が不足していたら、翌日に頭がまわらないことは誰だってわかりますよね。
逆に、「前日の過ごし方」として推奨されていないようなことをしたって、しっかり睡眠さえとれていれば、頭はスッキリした状態で面接に臨めるのではないでしょうか。
もちろん、必要な睡眠量には個人差がありますから、「何時間必要か」ということは一概には言えないのですが、個々人で必要な量の睡眠をとるということだけはぜひ意識したいところです。
面接前日に遊ぶのはNGか
その意味で、「面接前日に遊ぶなんて言語道断だ!」などと指摘する人もいるようですが、これは必ずしもNGというわけではないという話です。
大事なのはしっかり睡眠をとれるかどうかですから、睡眠量に悪影響を与えるようであれば(ほかにやるべきことがあるのに遊ぶ時間が増えたことで寝る時間が遅くなるなど)遊ぶのはNGだし、特に影響しないのであればそこまで気にする必要はないということです。
ただし、よほど面接が得意な方でない限り、面接というものは準備がモノを言う世界です。
前日にも、志望動機や自己PR、またその企業の最新状況を確認するなど、できることはいくらでもあるはず。それまでの準備がきちんとできていて自信があるのなら問題はないかと思われますが、自信もない状態で大事な面接を前にして遊ぶのは、面接が気になってあまり楽しめないのではないでしょうか。
であれば、前日くらいはしっかり面接対策を考える時間をとって、わざわざ遊ぶための時間を割く必要はない、というのが一つの考え方になってきます。
参考:【面接が苦手な方へ】“凡人”が志望企業に受かるための「面接攻略の全て」
面接前日で寝られないときの対処法
目をつぶるだけでも効果あり
そんな前日の「遊ぶ」「遊ばない」の判断基準はありつつも、結局は「睡眠が大事」という話です。
しかし、「面接前日なのに寝られない……!」とお悩みの方も出てくるでしょう。
こればかりは睡眠学などの話になってくるので100%の正解をお伝えすることはできませんが、よく言われるのは、布団に入って目をつぶっているだけでも、睡眠に近しい効果は得られているということ。寝付けない時間が長くても、ある程度疲労はとれていると安心して目をつぶっておくのが重要です。実際、そうやって寝付けないときの翌日、そこまで睡眠不足だと感じた方は少ないのではないでしょうか。
焦れば焦るほど寝付きは悪くなりますし、「このままでも大丈夫だ」と安心感を持って布団でゆっくりすることが大切です。
その上で、寝付けないときの私の個人的な対策をご紹介しておきます。
認知シャッフル睡眠法
最近話題になっている睡眠法ですね。
①なんでもいいので頭に一つのモノを思い浮かべる
②10秒後、それとはまったく関係のないモノを思い浮かべる
この繰り返しです。脈絡のなく興味のない事象が続くと眠くなるのと同じ原理で、いつのまにか寝ついているということが期待できます。
何より私自身、かなり寝つきは悪い方なのですが、この方法を試すとかなり眠りやすくなりました。
なお調べてみると、
①簡単な単語を思い浮かべ(「くま」など)、その一文字目(「くま」なら「く」)で始まる単語をどんどん思い浮かべていく
②思いつかなくなったらまた別の単語を思い浮かべて繰り返していく
というやり方が正式のようですね。
TOEICの音源を流す
これは完全に私独自の方法かもしれません……。
皆さん、英語のリスニングの試験のときなどに強い睡魔に襲われ、気づいたら音がだいぶ進んでいたという経験はお持ちではないでしょうか?
私自身は何度もそんな状況に陥ったことがあります。
つまり、英語という「なにを言っているのかよくわからない言葉」が続くと、人は眠くなるのだろうと考えたわけです。実際に「どうせ寝付けないなら勉強になりそうな音源でも流すか」という思いもあって、それを睡眠導入に活用してみたのですが、これが私にはものすごく効きました。特に、TOEICの中でも、ある程度長い文章が流れるパート3とパート4が良いです。ほどよく「何を言っているのかわからない」音声が流れ、その後回答のための時間がほどよく空いたりして、絶妙に眠くなる仕掛けになっています(笑)。
寝つきが悪い時の参考にしていただけたらと思います。
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