面接・ES「最近気になったニュース」の選び方

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面接で聞かれるド定番の質問「最近気になったニュースは?」への準備、皆さまきちんとできているでしょうか。

どんなに頭の回転が速い人でも、ニュース自体を知らなければ答えようがないでしょうし、こればっかりは準備をしておかなければ有効な回答はなかなかできないでしょう。

ということで、今回は「気になったニュース」について、「どんなニュースについて話せばいいのか」ということについてお伝えしていきたいと思います。

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最新のニュース

まず大前提になるのは、

最新のニュースを選ぶ

ということです。

この理由は単純で、旬ではないニュースを挙げると、「ニュースをあまり見ていないんだな」と思われるからです。

「日頃からニュースを見ているのなら、文字通り“最近のニュース”について話せるはずだし、その方が自然だよね」

ということです。

 

ではどの程度の古さなら許されるのか、いつまでさかのぼっていいのかというと、明確なルールはないのですが、

感覚的に「古い」とは思われないもの

感覚的に「今っぽさ」を感じるもの

にしましょう。

 

一概には言えませんが、1、2か月前のニュースだと、「最近気になったニュース」で挙げるには少々古い感じがしてしまう気がします。

逆に、今でも度々大きなニュースとして取り上げられる話題であれば、仮にその事象自体は1、2か月前のことだとしても、全く問題ないでしょう。大きく報じ続けられている限り、そこにはまだ「今っぽさ」があるわけです。

例えば、2月下旬にさしかかろうとしている現在でいうと、「能登大地震」や「裏金問題」はまだ続いている話題ですから、「最近気になったニュース」として挙げても、全く問題ないでしょう。後述しますが、むしろ誰もが知っている話題なので、望ましいともいえます。

松本人志氏、伊東純也氏の「性加害報道」は、ギリギリといったところでしょうか。ただ、アジアカップを主軸にするなら、もう旬な話題ではないですね。

これが羽田空港でのJAL機衝突事故までさかのぼると、就活で語る話題としては、もう古い部類に入ります。面接を受けるタイミングで、新たなニュースが出てきたら、それを切り口にするのはもちろんありですが。

ジャニーズ性加害、宝塚問題などは、もう完全に古いですね。よほど鋭い切り口からの話ができないようであれば、避けておく方が無難です。

 

これはエントリーシートを書く際も、考え方は同じです。書く時点で、旬な話題を選ぶようにしましょう。

なお、ESにその時点の「気になったニュース」を書いた場合、面接時点でそれを深掘りされる可能性はありますが、当然ながらESに書いてある内容である以上、それは古い話題だとしてもきちんと答えられるように準備しておいてください。

 

面接官も知っているニュース

続いて重要なのは、

面接官も知っているニュースを選ぶ

ということです。

もちろん、必ずしもそうする必要があるとは言いません。面接官が知らなくとも、「へ~」と思わせられるような話題があるのなら、それでも良いです。

しかし、それにはよほど鋭い切り口があったり、よほど示唆に富んだ考え方を提供できない限り、なかなか難しいものです。

なにせ、相手からしたら「知らない話題」なのですから、まずはその初耳の話を理解するところから始まるので、やはりアピールに繋げるまでのハードルが大きいわけですね。

下手をすると、一生懸命説明して、やっと理解してもらうだけで精一杯という事態にも陥りかねません。

ですから、「これぞ!」というものでもない限りは、相手も知っているであろう、ある程度話題性のあったニュースを取り上げる方が無難なのです。

 

自己PRに繋がるニュース

今回お伝えしたい一番の肝は、これです。

見落としがちなものの、「自己PRに繋げる」という視点で話ができれば、非常に良いアピールになるのではないかと思います。

例えば、商社で「成長力のある企業を見つけて積極的に投資したい」という話をしている場合は、スタートアップ系の企業の話題や、企業の設備投資の話題、あるいは現在の株価上昇の話題についての話ができれば、自身の「やりたいこと」を見据えてニュースを見ていることが、やんわりと伝えられるわけです(もちろん話す内容にもよりますが)。

上記の商社志望者が、仮に「裏金問題」について言及した場合、それもそれで良いのですが、他のアピールポイントとの関連性がないので、完全に独立した回答として、「良いか悪いか」の判断がなされることになります。

一方、「やりたいこと」に関連した話題について言及ができれば、面接官側としては、あなたという人間に一貫性を見ることができ、より人物像が伝わるというメリットもあるわけです。

面接は限られた時間の中でいかにアピールができるかの勝負です。一つひとつの質問を有効活用するために、この視点もぜひ取り入れていただけたらと思います。

 

なお、この視点で回答が用意できるのであれば、上記の「面接官も知っているニュースを」というのは、そこまで優先度を高く考えなくても良いかもしれません。

多少突っ込まれても大丈夫なニュース

どんな質問でも、面接中であれば、あらぬ角度から深掘りされる可能性があります。

ですから、ここで答えるニュースは、ある程度自分で周辺の知識も持てている話題の方が望ましいです。

例えば、「裏金問題」についても、「派閥パーティ」、もっというと自民党の派閥自体を主軸に据えた話し方にしてしまうと、何か突っ込まれたときに、それなりに政治の前提知識がないと厳しくなってきてしまうでしょう。何より、根本の理解ができていないニュースだと、深い話もできないでしょう。

その意味で、自分のフィールドに近い話題であるほど、面接官の追求に対応しやすくなるということは言えると思います。

 

自分なりの切り口が建てられるニュース

最後に申し上げることでもないかもしれませんが、そもそも「気になったニュースは?」という質問で問われているのは、

「世の中の出来事への関心度」

と、

「世の中で起こっていることに対する思考の働かせ方」

です。

前者「世の中の出来事への関心度」については、できるだけ新しい話題を選び、また話せる話題を複数用意しておくことで、ある程度対応できるでしょう。あとは日々にどれだけニュースに接しているか、という話になってきます。

一方、後者「世の中で起こっていることに対する思考の働かせ方」については、そう単純な話ではなく、できる限り”独自の視点”が求められてくるわけです。「ありきたりな感想」しか答えられなければ、そこに思考力はとても感じられませんよね。

このサイトでは何度も書いてきましたが、面接において、「ありきたり」はできる限り排除したいもの。

当然、「自分しかない切り口」というものはそうあるものではないですから、誰かの受け売りだっていいんです。

重要なのは、「自分なりの視点でニュースを見ているんだな」と面接官に思わせることです。

所詮学生レベルの回答なのですから、そこまでハイクオリティなものが求められているわけではありません。

あまり小難しい考え方はせず、“自分なり感”を出せる“それっぽい話”を、どこかで見つけて拝借するくらいの気持ちでもいいですから、とにかく「ありきたり」を排除できるよう、努力しましょう。

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ということで、「最近気になったニュースは?」で使うニュースの選び方についてお伝えしてきました。例えば能登大地震や裏金問題についての話をしたい場合は、こちらも参考にしてみてください。

自民党の「裏金問題」について面接ではどう話すべきか

【一般業界向け】能登の震災を面接でどう話すか(マスコミ業界以外)

【マスコミ志望者向け】能登大地震は就職面接でどう話すべきなのか

 

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