面接中にメモを持ち込みたいと思う就活生は多いことでしょう。
「メモを見ながら面接を受けたい」
「面接中にメモをとりたい」
そうお考えの方へ、どこまでがOKでどこからがNGか、そしてメモを持ち込む際の注意点などについて、詳しく解説していきます。
メモの持ち込みはOKか
新卒の就活面接において、メモ帳とペンを持参することが禁止されているケースはほとんどありません。ただし、企業によって異なるポリシーがあるため、あらかじめそのようなアナウンスがないか確認しておくことが大切です。
多くの企業では、応募者が重要な情報を記録するためにメモ帳を持ち込むことは問題ないとしています。特に、面接が進んで採用フローなどの具体的な説明がある場合は、メモはぜひとりたいところでしょう。
とはいえ、それがド派手なデザインであっていいはずはありません。持ち込むメモ帳はシンプルで清潔感のあるものを選ぶようにしましょう。派手なデザインや使用感が強すぎるものは避けたほうが無難です。また、スマートフォンのメモ機能は便利ではありますが、面接の場面では失礼と捉えられることがあるため、紙のメモ帳とペンを用意することをおすすめします。
メモを見ながら答えるのはOKか
メモを見ながら面接官の質問に答えることは、基本的にNGです。
面接は自分自身の言葉で話すことが求められる場であり、メモに頼りすぎると準備不足やコミュニケーション能力が低いと判断されることがあります。特に、自己紹介や志望動機、過去の経験についての質問は、自分のことをしっかり把握していることを前提として見られます。
オンライン面接の場合でも、メモを見ながら答えると、目線が泳いでしまったり、受け答えが棒読みになったりする可能性があります。“カンペ”がバレたら印象が悪いのは言うまでもありません。
自分の言葉で話すことは、自然なコミュニケーションや誠実さを示すうえで非常に大切です。
ただし、面接の最後に設けられる「逆質問」の場面ではメモを見ても問題ないとされています。この場合、事前に調べておいた質問内容を確認しながら話すことで、企業研究をしっかり行っている印象を与えられるという考え方もあるというわけです。とはいえ、この際も「メモを見てもよろしいでしょうか?」と一言添えるべきでしょうし、何より、見ないことに越したことはないことは申し添えておきます。
面接中にメモをとるのはOKか
面接中にメモを取ることは許可される場合が多いですが、必ず一言断ってから行うのがマナーです。
面接は会話を通してコミュニケーションを図り、受験者の能力を確かめる場ですから、メモをとることを前提とした機会ではありません。
「メモを取らせていただいてもよろしいでしょうか?」と一言確認することで、相手に礼儀正しい印象を与えられます。
また、メモを取る際は最小限に留め、スムーズに面接が進むよう注意が必要です。長時間メモに集中すると、面接官に「話を聞いていない」と思われる可能性があります。特に、メモを取ることで面接のテンポが崩れたり、面接官を待たせてしまうことは避けましょう。
メモを取るタイミングとしては、勤務条件や労働時間など、後から確認したい情報を話しているときが最適です。例えば、具体的なスケジュールや採用プロセスの流れについて説明があれば、簡潔に要点を記録しておくと良いでしょう。しかし、自己紹介や志望動機など、基本的な受け答えをしている場面では、メモを取らずに面接官とのアイコンタクトを意識することが重要です。
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