第二新卒の面接、攻略のツボ【聞かれることや注意点】

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一度新卒として入社した後に、再度新卒枠で就活に臨む「第二新卒」。一社目に大きな不満を抱えているという人や、憧れていた業界に、未経験でも再チャレンジができるという点で、活用する方が増えています(もちろん、“受け皿”が広がっているという意味もありますが)。

こうしたチャレンジをしようと思ったとき、

「面接は学生と同じ対策でいいのか」

「特に第二新卒だからこそ見られるポイントは何なのか」

「仕事の話をしまくってもいいのか」

などと様々な疑問がわいてくることと思います。

実際、世に出ている情報では、「ビジネスマナーが~~」「自己紹介で差をつけよう」などというものも散見されますが、最低限のビジネスマナーはあって当たり前ですし、自己紹介は端的にわかりやすいに越したことはないものの選考を左右するような本質的な要素ではありません。

そこで今回は、「第二新卒、攻略のツボ」と題して、面接で聞かれることや、評価のポイント、注意点などについて、ツボをついた情報をお伝えしていきます。

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第二新卒の面接で聞かれること

まずは第二新卒として受ける面接だからこそ聞かれることについて、ポイントとなることをピックアップしてお伝えします。

基本的には新卒と同じ質問の“ちょっと厳しい版”

まずおおまかな考え方としては、新卒と同じ枠で受けている以上、新卒の学生と聞かれることが大きく変わるわけではないということを理解しておくべきでしょう。その会社でやりたいことや、業界への理解などは、面接官としてはやはり気になるところ。新卒の学生が対策してくるであろうことは、第二新卒もしっかり準備しておくべきです。

ただし一度社会に出て働いている身である以上、多かれ少なかれ、学生よりは一段厳しい質問や深掘りがあると想定しておくべきです。社会人と学生という立場の違いがあるわけですから、当然といえば当然のことですね。

どこをどう突っ込まれても、しっかり対応できる準備が必要です。

なお新卒・第二新卒を問わず、面接練習はどれくらい必要なのかということについては、こちらの記事も参考にしてみてください(就活で面接練習はどれくらいやるべきか 方法、回数、時間の目安も含めて)。

仕事の話は“硬軟”ともに聞かれる

面接官とはいえ、人は人。似たり寄ったりの学生を何人も見続けている中で、経歴の毛色が全く異なる第二新卒の学生が面接に表れると、「おっ」と思うわけです。エントリーシートの中身を見て、何より受験者の職業や勤務先、仕事での経験などに目が向くものです。

受験者の人物像や考え方を知るためにも、今の仕事に就いた経緯や、今の仕事でどんな経験をしたのか、そしてそこからどうして就活にリトライしているのかといったことまで、詳しく知りたいはずです。入社してわずか数年で辞めてしまうわけですから、「どうしてわざわざうちの会社を受けるの?」というのはどんな面接官でも聞いてくることでしょう。

あるいは、何か面接官の目にとまる記述があれば、雑談レベルで色々と話がふられる光景も決して珍しくありません。

軟らかい雑談ベースの話から、真剣で鋭い質問まで、仕事の話は広く深く聞かれるものだと思っておいた方が良いわけです。

新卒時代の就活について

たった数年で会社を辞めようとしている人に対して、「そもそもなんでその会社に入ったのよ」と面接官が疑いの目を持つのは当然のことです。

それに、「そんなにうちの会社に入りたいのなら、新卒時代も受けていたの?」という疑問も自然にわいてくるところでしょう。

これらをひっくるめて、「新卒時代はどんな就活をしていたの?」ということも、第二新卒においては定番にして重要度の高い質問です。

当時からその会社を受けていたのなら、また同じ会社を受け直す意味が自然に伝わりますから問題がないと思われますが、新卒時代は受けていなかった場合は、「学生時代は興味なかったのになぜ今入社したいの?」という相手側の疑問に、納得させられる回答をする必要があります。

どういうストーリーで志望動機を語るかにもよりますが、その会社や業界への憧れなどをアツく伝える必要がある場合などは、「新卒時代は受けていなかったけど、受けていたことにしよう」という判断があってもよいかもしれません。

こうして新卒時代よりも意識すべきことが多い第二新卒の場合、面接練習をはじめ、「第二新卒だからこそ」の観点からの対策が重要になってきます。“新卒カード”を使えるラストチャンスで人生を変えるためにも、プロに指導を仰ぐのは一つの手でしょう。以下に、無料で受けられる、第二新卒に特化した支援サービスを挙げておきます。無料でできるわけですから、迷うくらいなら相談・体験だけでもやってみると良いと思います。

【第二新卒エージェントneo】

数多ある就活エージェントの中でも、完全未経験の業界に挑む第二新卒に特化した支援を受けられるのが特徴。何より利用者側は無料でサービスが受けられるのは大きいですね(良い人材を採用できた企業側からの報酬が入るため求職者側は無料というわけです)。もちろんオンライン面談も可能。約8万人の20代が利用し、たとえば書類選考通過率94.7%(2023/3/1~24/2/29)など実績も豊富。エントリーシートから面接練習まで徹底したサポートを無料で受けられるとあれば、とりあえず体験だけでもしてみて損はないのではないでしょうか。人生を変えるのは、まずは一歩踏み出すことからです。

【公式】第二新卒エージェントneo

 

【UZUZ(ウズキャリ)】

こちらも第二新卒を対象とした特化サービスがあるのが強み。無料で支援を受けられ、もちろんオンライン対応OK。大手企業やベンチャー企業等実績も豊富で、メディア掲載も多数ある点も安心感に繋がります。「ブラック企業を徹底排除」というのも、けっこうありがたい点ですね。

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注意点と“合格のツボ”

何を見ているのか

これまでに述べたような質問の中で、面接官は受験者の何を見ているのか。

端的に述べると、新卒と同じ「現時点の能力+成長可能性」、それに加えて「現職での経験をどう活かしてくれるか」という点です。

前者の「現時点の能力+成長可能性」という点は、新卒の採用のポイントとして何となくイメージが沸くところでしょうか。もちろん現時点でのその人の能力も重要ではあるのですが、未経験の真っ新な人材を採用して育成していく仕組みである以上、それ以上に大事なのは、その人の成長可能性がどれくらいあるかということなのです。

たとえば極端な例として、英語を全く使わないような仕事の場合、TOEIC900点を持っている受験者を「関係ない資格を持っていても意味がない」と簡単に切り捨てるでしょうか。

帰国子女でもない限り、少なくない面接官は、「それだけ学びの定着が早い素質を持っている」あるいは「それだけ努力ができる」などと評価したくなるのが実態ではないでしょうか。そうなると、現時点で持っている資格自体は役に立たなくとも、今後の成長可能性は大きいと想像できるわけです。

 

こうした点が重要なのは共通している上で、第二新卒の場合、「現職での経験をどう活かしてくれるか」という点も大きな評価ポイントになってきます。

“量産型”にあふれる学生とは違い、第二新卒には三者三様の仕事という個性があるわけですから、その仕事における経験には、企業側も大いに期待を寄せるのは想像に難くないところでしょう。何より、わざわざ新卒よりも何年か年齢が上の人材をとるわけですから、その“余計に”年次を重ねている分をカバーするくらいの経験値はほしいわけです。

ですから、第二新卒で入社しようとする会社が、現職といくら乖離があるものだとしても、「現職で培ったこんな力が活かせます」「この経験が活かせるはずです」という話は、説得力をもってできるようにしておくべきなのです。

そして、そういう仕事の話は、学生にはできない上、第二新卒同士でもそうそう被ることのない、強い個性になります。就活において重要な「差別化」という観点でも、仕事の話をいかに豊かにできるかは、重要になってくるのです。

その会社の同じ年次と比べられる

ただし、第二新卒が話す仕事の話が、学生の話すサークルの話よりも面白いからといっても、そのまま採用に直結するほど甘い世界ではありません。学生よりも年齢が高くなるほど、その分評価の基準も厳しくなると思った方がよいでしょう。

仮に社会人4年目にして受験をしているなら、その企業の4年目社員と比べて、採用すべきかどうかを見れているというわけです。

ですから、比較されるライバルは同じ採用枠で受けている受験者だけだと思われがちなのですが、第二新卒の場合、さらにその会社の同年次の社員とも“ある程度は”比較されていると考えるべきなのです。

なお“ある程度は”という言い方をしたのは、実態としては、厳密に同年次と比べられて上か下かで判断されているわけではないからです。中途採用ではなく、あくまでも新卒の枠で受けている以上、同じ年次の社員との比較をもとにその受験者を判断するのはさすがに酷です。あくまでも一つの評価基準として、同年次の社員のことを思い浮かべているという話です。

「志望動機」は新卒より重要度が増す

必ずと言っていいほど聞かれる志望動機の重要度が高まることも理解しておくべきでしょう。

いわゆる“就活”として様々な企業を受けている新卒の学生とは違い、一度社会に出ている身でありながら、どうしてわざわざ就活をやり直しているのか。ここはどんな面接官でもよく知りたいと感じることですし、逆にこの疑問をしっかり解消できないと、「なんでわざわざ受けているのか本心が見えなかったな」「受かったらラッキーくらいなのかな」なんて思われかねません。既に立場がある人の受験からこそ、本気度を見ているわけです。わざわざ就活をやり直しているという意味では、本気度が伝えやすいともいえる一方で、最初から「なぜ?」という姿勢で見られ、かつ既に立場がある以上、軽くも見られやすいわけです。

ですから、「志望動機」については新卒相手以上に、様々な角度から深掘りをしてくると思われます。ぜひ、誰もが「なるほどな。だから仕事の合間をぬってわざわざ受験してるんだ」と納得してもらえるような準備をしておきましょう。

 

なお重要な注意点として、「今の仕事をやめたいから活動してるんだな」という印象を与えないようにしましょう。“やめたいありき”というネガティブなものではなく、「今の仕事でも充実している」という前提の上で、「それでもなお御社で働きたいから受けているんです」とポジティブな印象を与えられるようにすることが重要です。

このあたりのアドバイスも、やはり本来はプロの手を借りたいところです(どうせ無料なら…)。

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面接官のペースに合わせすぎない

新卒の面接でも、「面接官がどうでもいいことしか聞いてくれなくてアピールができなかった」というご経験をお持ちの方は少なくないでしょう。

これが第二新卒になると、量産型だらけで退屈なことが多い新卒とは違い、「仕事」という話題がある分、ダラダラと“しょうもない”質問が続くことがしばしばあります。特に、面接が進み、面接官の人数が多くなるほど、そのような「この面接で結局相手は何を聞きたかったんだ……」という事態に陥りがち。

面接官も普段は「ただのサラリーマン」なので、受験者の魅力を100%引き出そうという気持ちを強く持ち続けているとは限りません。とはいえ、こちらとしては人生のかかった大事な面接を、そんなことで棒に振るわけにはいかない。

面接では端的にわかりやすく話すのが原則ではありますが。もし漫然と面接が進み、「このままでは何のアピールもできていない!」という状況になったら、少々無理やりにでも自分が一番アピールしたい話につなげて、アツく話すことも必要かもしれません。「面接官の質問に端的に答える」というのはあくまでも原則で、相手のペースに飲まれすぎることでマイナスになることもあるということを知っておくことも重要なのです。

新卒枠なのに仕事の話ばかりしていいの?

新卒枠である以上、学生のときのエピソードを中心に話した方がいいのかという疑問もあがりますが、これはそこまで気にする必要はありません。むしろ仕事の話は「差別化ポイント」として、大いにしていただいて問題ないでしょう。

新卒採用枠は、受験者の人物像を知り、そのポテンシャルから可否を判断する選考です。第二新卒生の人物像を表すエピソードとして、直近の仕事にそれが最も色濃く出ているのは明らかで、学生時代の話はむしろ古さが出てしまいかねません。

もちろん、聞かれた場合は学生時代の話もしっかり答える必要がありますが、自分が積極的にアピールしたいエピソードや仕事の話である場合は、遠慮なく仕事の話をしましょう。逆に一番のエピソードが学生時代の話である場合は、できる限り「今の仕事にも活きている」ということを添えて、「今の人格にかかわるエピソードなんです」ということを強調しておくべきでしょう。

まとめ

一度就職した後も、未経験の業界に再チャレンジできる第二新卒。“新卒カード”を活かせる最終チャンスともいえるこの好機をものにするためにも、上記を参考に、徹底した準備を心がけてみてください。

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