就活をしていると、選考に関する確認事項や、面接の通過連絡など、多くの企業からの連絡を待っているものです。
しかし、何らかの理由で企業からの電話に出られなかった場合、さらには複数回も電話をとることができなかった場合、どう対応すればいいのでしょうか。
ここでは、そんな就活生の不安にお答えしていきます。
就活中に企業の電話に出られなかったらどうすればいい?
折り返せばOK
基本的には、企業からの電話に出られなかった場合は、その番号にそのまま折り返しの連絡を入れれば、何の問題もありません。
ただし、あまり寝かせることなく、できるだけ早く折り返しの連絡をすることが重要です。
たとえそれが、多くの会社の定時とされている17時を過ぎていたとしても、とりあえずは折り返しの連絡は入れておくようにしてください。「相手が業務時間外かなぁ」なんて勝手な想像をしてアクションを翌日にまわすより、少しでも早く折り返しの連絡を入れることが重要です。
ビジネスシーンにおいて、取れなかった電話の折り返しをできるだけ早く入れるのは常識。
相手が出てくれればそれに越したことはないですが、そうでなくとも、電話記録がどう見られているかはわかりません。ひとまずは気づいたタイミングに折り返し、企業側が出てくれなかった場合は、翌日の午前中にでも再度電話を入れておくことが、下の立場にいる側がやっておくべきことだといえるでしょう。
折り返ししなくていい場合はある?
基本的には折り返すべきです。
その後にメールで別途連絡をいただき、すぐには折り返せない事情であることを説明した上、相手がそれを理解した上でやりとりが済んでいる場合は、わざわざ電話をかけ直す必要はありません。
しかし、そのような状況でもない限り、少なくとも「折り返しの連絡を入れた」実績が全くないのはかなりヤバイです。
受験者の立場で企業側に連絡するのはなかなかに緊張することかもしれませんが、基本的に「取れなかった電話には折り返す」というのがビジネス上の原則であるのです。
電話したら担当者が不在だった場合
当然ながら、折り返しの連絡を入れてみたら、担当者が不在だったということも多々あります。
もちろん、誰も電話に出なかったということであれば、翌日にまた連絡を入れるべきだとは思いますが(携帯番号からかかってきたら、ひとまず着信履歴を入れておくことが重要です)、直接の担当者がおらず、代理の人が電話を受けた場合は、
「お電話をいただいていたので、折り返しご連絡させていただきました。その旨をお伝えいただけますでしょうか」
と伝えることで、企業側にもあなたの連絡を試みた事実が伝わりますし、押しつけがましい印象もありません。
現実的な対応法として、ぜひ覚えておいてください。
就活中の企業の電話に2回出られなかったら
では、もし企業からの電話に2回出られなかった場合はどうでしょうか。このような状況でも、適切に対応することで、印象を悪くすることは避けられます。
企業から電話が来たら何回まで出るべき?
かかってきた電話に必ずしも出ないといけないということはありませんが、大事なのは気づいたらすぐに折り返すことです。
企業も人間が運営しており、すぐに連絡が取れないことに理解があります。繰り返しになりますが、折り返しの連絡は忘れずに行いましょう。
2回出られなかったら
ある程度短時間の間に、2回着信が入っていることも、往々にしてあります。
場合によっては、1回目の着信には気づかず、2回目の着信が入っていたときにはじめて気づくこともあるでしょう。
当然、それだけで選考から落とされることはないので、その点はご安心ください。
ただし、気づいた段階でできるだけ早く折り返しの連絡を入れるべきなのはたしかで、かつ、「折り返しの連絡が遅くなったことへの謝罪の言葉を入れておくのが無難です。
「折り返しが遅くなり申し訳ございませんでした」と一言伝えておけば、むしろしっかりした人だという印象を与えられることでしょう。
就活の電話に出られなかったら落ちることはある?
就活生の皆さまで不安に陥りがちなのは、「電話をとれなかったことで落ちることはある?」ということでしょうか。
ですが、基本的に、そんな理由で企業は落としたくないというのが実情です。
あくまでも人物としての本質を見極めた上で内定者を決めたいものであり、本質とはズレる、事務的な部分で多少の齟齬があったとしても、そんなことで落選させようとはなかなか思えないものです。
また、選考のための事務的連絡は、あくまでも人事部の現場社員が機械的に行っているものであり、実際に選考後半の面接官を務める部長クラスや役員らが面接の評価を決めているわけです。
よほどのことでもない限り、電話に出ないことを人事部が面接官に伝え、「だからポイントを下げておいてください」などと言うことはありませんし、する意味もありません。
何度か電話に出られなかったからと言ってそれを不安視する必要はないのです。
しかし、あまりにも連絡がつながらないような場合は、「社会的常識にあまりにも欠けている」として、「要注意」という烙印が押されかねないため、やはり原則としてはすぐに折り返すということを徹底したいところです。
まとめ
・企業からの電話に出られなかった場合は、早めに折り返しの連絡をしましょう。
・折り返しが遅くなった場合は、一言謝罪を入れておくことを忘れずに。
・電話にとれなかったことで落とされることはない。大事なのはそのあとの折り返し連絡。
皆さまのご参考になれば幸いです。
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