エントリーシート「白紙で自由に表現」でイラストはアリかナシか

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エントリーシートで少なからず発生する「自由に表現してください」という課題。自由度が高すぎるがゆえに、何をどう描くか迷いどころかと思います。

イラストを入れるのはありか、入れるならどうしたらいいのか。

そんなお悩みをお抱えの方へ、一つの考え方をお示ししていきます。

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イラストで伝えるメリット

まず前提として、白紙に「自由に表現」という課題があるのなら、そこでイラストを使うのがNGなんてことは断じてありません。むしろ、それだけ表現の幅を与えられているのに、テキストだけで表現する方が“手抜き”の印象を与えかねません。苦手だという人なら、ごくごく単純な絵や、簡単な図表でもいい。何かしらイラストめいたものを取り入れた方がいいのは間違いないでしょう。

 

個性や強みが一目で伝わる

イラストで伝えるメリットとして、まずは「個性や強みなどを一目で伝わる表現ができる」という点が挙げられます。

エントリーシートを見るのだって人間ですから、一文字一文字に高い集中力を保てているとは限りませんし、何より読む時間も限られています。そんな中で複雑でまわりくどい文章があると、読むのが大きな負担になるだけでなく、結局何が言いたいのかが明確には伝わらないままといったことが起こりかねません。

だからこそ文章は簡潔にわかりやすく書くことが大切になるのですが、そもそも文章よりはるかにわかりやすく表現できるのが、イラストといえます。

たとえば自分の年表をつくるとしたら、PC上の文字にすると文章量が多く起伏も付けづらいところですが、イラストであれば、強弱もつけながら一目で伝えることができる上、印象にも残りやすいというのは想像に難くないでしょう。

 

エントリーシートに書いてあることは隅々まで読み込んでもらえると思ったらそれは間違いです。わかりやすく、印象的に伝えるためにも、イラストは効果的に使って然るべきものといえます。

 

なお、文章だけではなくイラストも使うことで、「わかりやすく伝える手法を心得ている」と思ってもらえるメリットもあるといえます。仕事をしていく上で、社内でも社外でも、「わかりやすく伝える」というのは常に大事な要素になってきますからね。

差別化に繋がる

言うまでもなく、エントリーシートで大事なのは中身であって、ちょっと目を引くイラストがあったからといって、それだけで受かるなんてことはありません。

ただイラストを使っていない殺風景なものに比べて、イラストが効果的に使われているものは、上記の通り印象に残りやすいことによって、他の受験者と差別化がしやすいというメリットもあるといえます。

仮に「私は根性がある人間です」というアピールをしたい人が10人いた場合、全員が文字だけでそれを表現していたら「みんな一緒だな」と思われてしまいかねませんが、イラストの場合はアウトプットがそれぞれ全く別物になりますから、10人それぞれが差別化できているともいえるわけです。

 

あるいは、一般的には、ただテキストを並べたものよりも、イラストを含んだものの方が手が込んでいる印象を受けるものです。ですからイラストが丁寧に描かれているだけで、それなりの熱意が伝わるという考え方もできます。逆に言えば、本命企業であれば、「自由に表現してください」という課題に対して、他の設問と同じように文字をつらつらと並べるということはしないでしょう。企業側もそういう認識を持っているということです。

 

注意点

イラストを入れる際の注意点についても触れておきます。

絵の上手さが評価に繋がるものではない

当たり前のことですが、一般的な就活において企業側が見ているのは、受験者の資質や伸びしろなど人間としての本質的な部分であって、「絵の上手さ」ではありません。

「自由に表現してください」という課題も、結局は受験者の本質を見ているわけで、「わかりやすく印象的に伝わるか」という点はその「本質」に含まれれるものといえる一方で、絵の上手い下手は関係ないのです。

ですから絵に自信がある人は「上手さが見られているわけではない」と謙虚に取り組むことが重要ですし、逆に絵に自信がない人は、上手・下手にとらわれることなくのびのびと自分を表現すればいいわけです。

とはいえ、「わかりやすく伝える」という点が重要であることに変わりはありませんから、その意味ではできる限りに上手く描くことに越したことはないのも事実。苦手な人ほど、丁寧に描くよう心掛けましょう。

結局は本質が大事

一部上記にも述べていますが、イラストはあくまでも「表現の幅」が広がることによる恩恵があるだけで、本当に重要なのは、そこで伝えようとしている「中身」や「本質」です。

いくら凝ったイラストをつくっても、そこに中身が伴っていなければ何の意味もありません。

まずは自身をアピールするための伝え方をしっかり練った上で、それをわかりやすく伝える手段としてイラストがあるという点は、忘れないようにしましょう。

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