【マスコミ就活】”差別化”より重要な”頭良く見せる”コツ

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マスコミ就活の特徴は、何より応募人数に対する採用人数の少なさだと思います。だからこそ、通常の就活以上に他の受験者との差別化が重要になってきます。一定程度の能力と熱意を感じたら採用という世界ではなく、「より良い人を残す」という選考の繰り返しで内定者が決まるので、通常の就活で求められる能力的要素は”大前提”として、個性の部分で差がついてくるわけです。

”賢さ”が大前提

今回は、「差別化」のお話をする前に、大前提となる「能力的な要素」についてお話しします。

テレビ局、新聞社、出版社それぞれの雰囲気は異なるものの、マスコミ業界とは、何となく華やかな世界で、面白い人が受かるというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。逆に言うと、「頭が良い」という要素は他業種に比べてそれほど重要度は高くないと思われる方も多いようです。

しかし、言い方は良くないですが、「頭が悪い人」というのは、マスコミ業界の面接官からあまり好かれません。内定を獲得する人には本当に色々なタイプの人がいますが、皆さんやはり地の賢さがあると思われているからこそ評価されているものです。内定に至る人の中には、「バカなやつ」と表現される人もいるでしょうが、「頭が悪い」とはまた別の意味です。

これは、考えてみれば当たり前のことです。”世の中に伝える仕事”は、人一倍物事を知っていて、人一倍考えられる人でなければ務まりません。「賢さ」とは反対に位置してそうなイメージのあるバラエティ番組の制作だって、世のトレンドやスポンサーの意向をおさえた企画出し、的確なキャスティング、筋の通ったわかりやすい台本の作成、収録中の瞬時の判断、SNSの効果的な活用など、ただ面白い(ここではfunnyの意味で)だけの人ではとても務まる仕事ではありません。世の動きをタイムリーにとらえ、ときに一部の内容をカット、あるいは放送を中止する判断も必要になります。これも、日々のニュースもしっかり理解していなければできませんよね。

マスコミ業界の中でどんな職種に就こうとも、考え、判断することの繰り返しの仕事になるので、やはり「賢さ」「頭の良さ」という地の力は重要なのです。

とはいえ、「生まれつき頭が良い人」だけが働く世界ではありません。私のように地頭に自信のない人でも、努力でどうにかなる部分も十分あります。

例えば、日々、あらゆることに関心を持ち、考えるクセを付けることで、自ずと思考力は上がってきます。郵便物を送る際、「コロナの影響で配達が遅れます」と言われて、「あーそうですか」と言って終わりにするのではなく、「通販利用者が増えて配達が追い付かなくなっているのかな」「空の便の欠航が増えて空路であまり運べなくなったからかな」「感染防止のために配達員を減らしているのかな」などと、色々考えてみてください。こうした積み重ねで、自ずと思考力は上がってきて、地の力がついてくるはずです。

120%の準備で”賢く見せる”

一方、就職活動ですから、少なくとも“選考において”賢いと思われればよいという考え方もあります。つまり、「自分は頭が良いわけではないなぁ・・・」と自信がない人でも、綿密な準備をすることで、面接官には賢く、頭が良く見えるようにするということです。

では、面接中でそれがどこに現れるかというと、

「準備していたであろう回答の質」

「準備していないであろう回答の質」

に大別されるかと思います。

前者「準備していたであろう回答の質」については、「志望動機」「頑張ってきたこと」「関心を持ったニュース」など、いわゆる定番の質問に対する答え方のことです。これらは、面接官としても、受験生がばっちり準備してきていることを前提に返答を聞いています。いわばハードルが上がっている質問なわけですから、筋が通っていなかったり、付け焼刃のような話があったりすると、マイナスな印象を与えてしまう可能性は大きいでしょう。この返答における説得力、ロジカルさ、全体を通しての一貫性から、受験生の頭の良さが見えてくるわけです。

ただ、逆に言えば、咄嗟に気の利いたことを言わなければならないわけではなく、いくらでも準備ができる部分ですから、大して頭がキレる人でなくとも、カバーができるところだともいえると思います。これをチャンスととらえ、想定しうる質問には、120%の準備をしておきたいところです。

そして問題は後者「想定していないであろう回答の質」にあります。ここでの受け答えで、どれだけ自然に、質の高い回答ができるかということで、まさに地頭のレベルが見えてきそう(悪く言えば“バレてきそう”)です。

ただ私は、この部分にも上記の「120%の準備」が活きてくるものと思っています。あらゆる回答に対する120%の準備ができれば、その基礎力によってカバーできる範囲は広がり、想定外の質問が来ても瞬時に対応できる応用力がついてくるのです。

 

話は逸れますが、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧さんは、ジャニーズ活動の傍ら、多忙とされる大学の工学部を卒業していることで有名ですが、なぜそのような異色の進路を歩んだのか。「一見関係のなさそうなことでもチャレンジしてみると、それが“点”になる。そこに打ち込むことで、それが広がって”点”から”円”になり、やがて大きくなってくると、他の“円”と交わりが出てくる」などと、彼らしい言葉で説明しています。

これは、就職活動にも通ずる考え方だと私は思っています。

例えば、「志望動機」一つをとっても、「なぜマスコミ業界でないとだめなのか」「なぜ他のメディアではなく出版社なのか」「実現したいことは何なのか」と、突き詰めていけばいくほど、その「志望動機」という、ある種一つの「点」のようだったものに広がりが出てきて、色々な角度から考えていくほど、これが大きな「円」になってきます。そしてこの「円」がさらに広がっていくと、やがて他の「円」と重なってくるところが出てきます。「志望動機」を深めていく上で、上記のように「なぜマスコミ業界でないとだめなのか」「なぜ他のメディアではなく出版社なのか」「実現したいことは何なのか」と思考を進めていくと、結果的に他の質問への回答をできていくということです。準備を重ねるということは、こうして「点」=「回答できることの幅」を広げていくことと、「重なり」=「回答の深さ」を追求していくことだといえると思います。

いわゆる”就活エリート”とは、極端にその準備の手間がかからない人なのだと思います。逆に言えば、周到な準備させできれば、どんな人にだってチャンスはあるものだというのが、私の考えです。

 

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