「ESは早い方が有利」「締切ギリギリは読まれない」はウソです

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特に就活をはじめたての頃は、

「エントリーは早い方が有利になるんじゃないか」
「締切ギリギリに出したエントリーシートは不利になるのでは」

ということが気になってしまうものです。実際にそんな噂も飛び交っているし、受け取る側のことを想像すると、何となく早い方が印象が良いような感じがしてしまいますよね。

 

しかし、結論から申し上げると、全くそんなことはありません。特にエントリーシートは、ブラッシュアップしきらないまま提出してしまっていたら本末転倒ですから、ぜひギリギリまで悩み抜いてから出してほしいところです。

期限ギリギリでも必ず読まれる

そう断言する理由の一つは、「ESは必ず一通り見られる」からです。

どれだけ人気の企業でも、きちんとした新卒向けサイトを作ったり、イベントを複数回実施したりとするのはなぜでしょうか。それは、一定の応募数があればいいというわけではなく、少しでも優秀で、少しでも自社に合う人材を獲得するために他なりません。

そのためにわざわざお金も労力もかけて採用活動をやっているのに、せっかく期限を守って提出されたESを適当に見るなんてことが考えられるでしょうか。手書きのESであれば、遅れて会社に届くこともあるでしょうから、そういったESは見る前から落選の判断とすることはありえるでしょう。それでも、人間としての感覚から考えれば、「遅れていたとしても一応見ておくか」という会社があってもおかしくはないくらいです。まあ、そこまで考慮してくれるかは別としても、期限を守って提出されたESが見られないということはないというのが大前提にあります。

早く出しても有利にはならない

その上で、単純な想像をすると、たしかに集中力をもって見られる確率は序盤に提出されたものの方が高いのかもしれません。余裕をもって提出されたESはきちんと見るけど、ギリギリのものはさらっとしか見られないということも、ないとは言い切れない気がします。

しかし、そのような実態があったとしても、この段階では、そんなことは全然関係ないのです。

万が一読み手の集中力に差があったとしても、「さらっとしか見ていない」が故に落とされるESのレベルなんて、そもそもたかが知れているでしょう。そのようなESが、万が一、じっくり読まれたことによって、ギリギリのところで通す判断に至ったとしても、そんなレベルのESで内定まで届くような人はいません。どこかで必ず落ちるわけです。

もちろん、「例外はない」と100%言い切ることはできませんが、時間をかけて、また人の手も借りながら渾身の1枚を用意することができるESの時点で「会う価値がない」あるいはそれに近い判断がされたようなレベルであれば、面接でそれを覆すほどのアピール要素は持ち合わせているなんてことは考えづらいのです。

タイミングで差をつける意味がない

そもそも、企業の立場からしても、タイミングで採点に差をつける意味がないのです。早いからといって、それが直接志望度と比例するとは限りません。本当に行きたい企業なら、むしろギリギリまで内容を熟考するという方が自然ではないでしょうか。それに、企業によるESの精査とは、すべて回収し終えた後にまとめて一気に行うものですから、「早い方が早く読まれる」というルールがあるわけでもありません。結局、企業にとって、提出の早さで差をつける意味は全くもってないのです。

 

ですから、志望度が高い企業であるほど、できるだけクオリティを高めた状態で提出するために、締切ギリギリまで熟考することをオススメします。

締切の直前の提出には注意

とはいえ、一つ気を付けることがあるとすれば、提出時に回線が混みあうリスクです。締切ギリギリの提出というものは、ESのみならずどこでも日々起こっていることです。数々のESに追われている就活生であれば、締切直前になってから焦り始め、ギリギリで提出するということはよくあることでしょう。だからこそ、締切直前にはアクセスが集中し、繋がりにくくなることが容易に想像されます。回線の混雑によって提出できないなんて悲劇を起こさないためにも、1時間程度は余裕をもって提出するようにしたいところです。

 

 

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