就活塾にかけるべき費用 ~行く意味は本当にあるのか~

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人生をかけた就活を闘い抜くために、就活塾という選択肢をお考えの方も少なくないでしょう。

ここでは、そのメリットやデメリット、そして「本当に費用をかける価値があるのか」といった点について、詳しくお伝えしていきます。

 

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就活塾に行くメリット

就活塾に通う最大のメリットは、プロの指導を受けることで就職活動をより効率的かつ効果的に進められる点です。特に、エントリーシート(ES)の書き方や面接対策など、実際の選考で必要とされるスキルを実践的に学べるのが大きな魅力と言えるでしょう。

まず、エントリーシートの作成においては、自己PRや志望動機をどのように伝えるかが重要なポイントとなります。就活塾では、プロの講師が学生一人ひとりの強みや個性を見つけ出し、採用担当者の目に留まる魅力的なエントリーシートを作成できるように指導します。自分だけでは気づかないアピールポイントを引き出してくれるため、通過率が格段に上がることが期待できます。何より、添削受けてブラッシュアップしていけるのは、独力では絶対にできないことですから、大きなメリットといえますね。

模擬面接やグループディスカッションの練習も、就活塾ならではの強みです。実際の選考を想定した形式で練習できるため、緊張感のある場面でも落ち着いて対応できる力が身につきます。また、フィードバックを通じて、自分の話し方や態度、表情などを客観的に見直すことができるのも大きなメリットです。特に面接練習は、相手がいないとできないことですよね。ですが多くの就活生はこの点が圧倒的に不足しています。よほどの話し上手な人でもない限り、就活は面接練習をどれだけ繰り返せるかによって左右されるといっても過言ではありません。それくらい重要な面接練習の機会を、プロのフィードバック付きで重ねられるというのは、私個人としては最大のメリットだと思っています。

また、進路相談や業界研究など、就活全般に関するサポートも受けられます。特定の業界や企業に強い就活塾であれば、最新の選考情報や内定実績に基づいた具体的なアドバイスを得られることもあります。これにより、より戦略的に企業選びを進められるでしょう。

そして最後に、就活塾に通うことで、同じ目標を持つ仲間と出会える点も見逃せません。就活は孤独な戦いになりがちですが、共に励まし合い、切磋琢磨できる環境は精神的な支えにもなります。内定後もこの関係が続くことは多いので、ある意味では一生モノの仲間に出会えるチャンスともいえるかもしれませんね。

就活塾にかかる費用の相場

就活塾に通うにあたり、最も気になるのはやはり費用でしょう。一般的な相場としては、15万円から30万円程度が中心価格帯とされています。しかし、就活塾の形態やサービス内容によって大きく差があるため、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。

まず、高額な就活塾の場合、40万円〜50万円を超えるコースも存在します。これらは主に、難関企業や外資系企業を目指す学生向けに特化したプログラムで、個別指導や無制限のエントリーシート添削、面接対策が含まれていることが多いです。また、これらの塾では、元人事担当者や実際に大手企業で働く講師が直接指導するケースもあり、その分高い費用が設定されています。

一方、費用を抑えた就活塾では、5万円から10万円程度で受講できる短期集中コースや、特定の対策に特化した講座(例えば、面接対策だけ、エントリーシート添削だけ)なども用意されています。また、最近ではオンライン型の就活塾も増えており、これらは通学型よりも安価に受講できることが多いです。

さらに、無料で利用できる就活塾も一部存在します。これは企業スポンサーが費用を負担している場合や、就活生を企業に紹介することで報酬を得ているエージェント型の塾などが該当します。無料であるがゆえに、塾側としては「提携している企業に学生を送りたい」という意識が働いているわけですが、自己PRをブラッシュアップしたり、面接練習をしたり、これらがタダでできるのはかなり大きい。あくまでも面接練習のためにとりあえず入塾して、もし良い企業を紹介してくれたらラッキーくらいな感じで利用してみるのも一つの手だと思います。

お金をかけてでも就活塾に行く意味はあるのか

就活塾は決して安価なサービスではありません。しかし、それでも「行くべきかどうか」と問われれば、本気で就職活動に臨むならば、就活塾に通うことは結果に直結すると言えるでしょう。

なぜなら、就活塾はただの「就職対策講座」ではなく、「内定獲得のための最短ルート」を提供してくれる場だからです。就職活動は情報戦でもあり、どれだけ効率的に企業の傾向や対策をつかめるかが成功のカギを握っています。特に、人気企業や大手企業を目指す場合、一般的な対策だけでは太刀打ちできないことが多く、就活塾で得られる「企業ごとの具体的な選考対策」は大きな武器となります。

特に、上記でも述べた通り面接練習ができるのは本当に大きいです。一度もフィードバックを受けたことのない人は、プロのフィードバックを受けると「意外にダメなんだな」と驚くと思います。あるいは、自分の話している様子をこっそり録音してみると、話す内容や話し方にショックを受けることでしょう。

準備していたことを端的にわかりやすく伝える練習、想定外の質問に対応する練習、そもそも話す内容をブラッシュアップする工程など、面接練習は本当に重要なんです。

逆に言うと、面接練習によって自分の「就活力」を大きく上げることができるわけですし、周りがおろそかにしているからこそ、チャンスがあるともいえるわけです。

「そもそも、就活塾に行かなくても内定を取れる人はいるのでは?」と思う方もいるでしょう。確かに、独力で成功する学生もいます。しかし、そういう人の多くは頭がキレて話上手だったりと、いってしまえば天才なんです。そういう自覚のない方の場合、就活塾を活用して「努力」で天才に追いつく、あるいは追い越すというのは、有効な選択肢だと私は思っています。

就活塾の選び方

就活塾を選ぶ際には、単に料金や立地だけでなく、目的に合ったカリキュラムが用意されているかどうかを重視する必要があります。数多くの就活塾が存在する中で、自分に最適な塾を選ぶことが、内定獲得への近道となります。

まず最初に注目すべきなのは、「内定実績」です。過去にどのような企業への内定者を輩出しているかを確認することで、その就活塾がどの業界・企業に強いかを把握できます。特に、自分が志望している業界や企業への内定実績が豊富な塾を選べば、より実践的で効果的な対策が期待できるでしょう。とはいえこれは塾側の“自称”であるし、塾の受け入れ人数にもよる(ちょっと講座を受けただけでもカウントされたり…)ので、あくまでも一つの指標程度におさえておきましょう。

「講師・指導の質」も重要なポイントです。就活塾では、経験豊富な元人事担当者やキャリアコンサルタントが指導にあたる場合があります。このような講師陣は、企業側の視点で評価されるポイントを熟知しており、的確なアドバイスをしてくれることが多いです。講師の経歴や指導方針、指導内容など、ネットで確認できることは確認した上で、まずは体験授業や体験面談などを活用してみることを強くお勧めします。

「カリキュラムの柔軟性」も見逃せません。就活塾には、短期集中型や長期サポート型、特定の選考対策に特化したコースなど、さまざまなタイプがあります。自分の就活スケジュールや苦手分野に合わせて選べる塾を選ぶことが、効率的な対策につながります。

通学型かオンライン型かも重要な選択肢です。通学型は直接講師から指導を受けられるため、緊張感のある環境で学べます。一方で、オンライン型は場所を問わず受講できるため、地方在住の学生や多忙なスケジュールの中でも柔軟に学べるメリットがあります。最近はオンラインに特化したところも出てきていますね。

こうしたポイントを直に確認するためにも、まずは無料のカウンセリングや体験講座を活用することをおすすめします。実際に講義を受けてみないと、塾の雰囲気や講師との相性はわからないものです。複数の就活塾を比較し、自分に最も合った場所を選びましょう。

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