新卒就活では思うような内定が得られなかったり、あるいは一度社会に出てから考えが変わったりした場合、社会人でありながら「マスコミ業界の企業を受け直したい」と考えることは、決して少ないケースではありません。
その場合、
の記事でもお伝えしたように、既に同業で似たような仕事をしている場合は、経験者採用としての中途枠でステップアップを果たすのが無難な道になりますが、完全未経験だとしても、30歳前後までは新卒枠で受験できる企業が多いのも、マスコミ業界の特徴です。
こうして、社会人の場合は「中途枠」と「新卒枠での再チャレンジ」の2通りの方法があるものの、いわば「もう後がない」という状況の中で合格を確実なものにするために、マスコミ塾に通おうと考える社会人の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私としては、社会人の方でも、大いにマスコミ塾は活用すべきだと考えていて、また塾によっては、社会人の受講生も決して少なくないということをお伝えしたいと思っています。
まず、そもそものマスコミ塾の必要性や、そこで学べることについては、こちらの記事を参考にしてみていただけたらと思います。
その上で、「社会人も通っていいのか」ということについては、「塾によっては学生中心のところもあるものの、社会人も多く通う塾もある」というのが一つのお答えになります。
実際、私が通っていたマスコミ塾は、「第二新卒狙い」や「中途入社狙いの業界人」も含め、社会人の割合も大きいところでした。
学生と社会人が混ざった形で、また「新卒枠狙い」と「中途枠狙い」が混ざった形で、本当に有効な学びがあるのか、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、マスコミ塾で本当に学ぶべきことは、新卒採用でも、中途採用でも、根本は一緒だと思うのです。
新卒枠を狙う社会人であれば、新卒の学生と同じ対策が有効であるのはもちろんのことですが、中途枠狙いの社会人であっても、エントリーシートや面接はいずれにせよ必要になりますし、時事について語り合うことも、マスコミ業界で働く上で重要なことです。
作文対策も、中途でも課される場合はあるでしょうし、それ以前により良い文章を書く訓練は必ずプラスになるものでしょう。
お作法など細かい部分は「新卒」と「中途」で当然違いはあるでしょうが、根本で必要とされる力や技能の点では、両者に大きな違いはないのです。
それに、塾によっては、各々が持つ課題に沿って、個別の対応をとってくれるところもあります(基本的に追加料金はかかりますが)。
そうであれば、どんな採用を狙うかを問わず、社会人でも大いに学べることがあるはずです。
では、社会人はどのようなマスコミ塾を選べばいいのかというと、
の記事も参考にしていただけたらと思いますが、学生の受講を前提としている塾の場合、HPにも、「○年生向け」などという言葉が乱立ししていますから、そのような塾を避けるというのも一つの手かもしれません。
ただ、そうやってオープンに出ている情報は限られますから、「迷ったら問い合わせてみる」のが一番でしょう。
せっかく貴重な時間とお金を使って、夢のために一歩を踏み出そうとされているわけですから、後悔のないよう、事前にできる調査はしておきたいところです。
ということで、「社会人でもマスコミ塾に行っていいのか」ということについてお伝えしてきました。皆さまの参考になれば幸いです。
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