ぶっちゃけOB訪問は評価に繋がるの?すべき質問は?

スポンサーリンク

OB訪問といえば、現役社員と直接話せる機会ということで、大変有意義なことではありつつも、どうしても緊張するし、構えてしまうもの。まして、これが後の選考にも影響しうるという話があれば、なおさらです。

そこで今回は、マスコミ業界において「OB訪問は有利・不利に働きうるのか」という点と、「どんな質問をすべきか」という点について、お伝えしていきたいと思います。

 

評価に繋がるかどうかは未知数

結論から申し上げると、身も蓋もないのですが、評価に繋がるかどうかは、その会社や社員によるので、何とも言えないというのが正直なところです。

ただ、多くの企業に当てはまる原則はあります。

例えば、いわゆる“リクルーター”のような形で、企業側から接触を図ってくることがあれば、当然評価に繋がる可能性が高いわけですが、そうではなく、こちら側から能動的に動いて実現したOB訪問であれば、評価に直結する可能性は低いと考えられます。

実際に入社してみるとわかることですが、毎年中途で1人採るかどうかくらい小規模の出版社などではない限り、マスコミ各社の現場社員で、採用担当と気軽にやりとりをしているような人はなかなかいません。受験者からすると、志望企業の社員との話はすべて人事部に報告がいくように思う人もいるかもしれませんが、実態としては、誰もが人事部と距離が近いわけでもないので、仕事上接点を持っていたり、同期であったりと、何かしら顔見知りの関係でもなければ、会った学生のことを話に行くことなんてほとんどないのです。

それに、直接人事部に報告がいったとしても、人事部員が採用に直結する採点をするわけではなく、どちらかというと、毎回の面接官がつける点数を管理する役割を担っています。エントリーシートの段階で振り分け(足切り)の作業を行うことなどは多々ありますが、OB訪問での評判をもとにその段階で落とすとなると、よほどひどい話を聞いた場合くらいでしょう。

 

そう考えていくと、よほど人事部と距離が近い社員が相手でない限り、人事部に報告があがること、あるいはそれがマイナスに働くことはないと考えて、“基本的には”よいのですが、問題は、それは“基本的には”の話で、実際に企業内部がどのように採用活動をしているのかはブラックボックス化していて、そのコアなところに関わっている人でない限り、その企業がOB訪問をどのように運用しているのかはわからないのです。その意味で、「人事部と連携している社員」なのか、「人事部と繋がりがない社員」なのか、受験者目線では判断がつかないところです(“基本的には”後者の方が圧倒的に多いはずですが)。

とすれば、ここまで回りくどくなってしまいましたが、基本的には「人事部に伝わっても良い」という気持ちで臨むべきで、できることなら、どんな社員相手にでも、好印象を与えておくべきなのです。

とはいえ、人事部に報告があがるタイプだったとしても、採用にマイナスに働くということは、よほどの落ち度があった場合くらいでしょうから、「評価に繋がるなら自信がないからやめておこう…」と思い詰めるほどのことはありません。採用に関係するかどうかに関わらず、一対一であらゆることを聞けるOB訪問が非常に有意義な機会であることに変わりはありませんから、チャンスがあるのならぜひ飛び込んでいただきたいところです。

 

すべき質問とは

そのような前提の上で、すべき質問は大きく分けて2種類。

①自分のアピールに繋げる(優秀だと思わせる)質問

 

②自分の仕事を想像するための質問

 

①自分のアピールに繋げる(優秀だと思わせる)質問

そのOB訪問が評価に繋がりうるのかどうかがわからない場合は、まずは相手に「優秀だ」と思わせる努力をすべきでしょう。結果的にそう感じてもらえるかまでは、それほど気にしすぎる必要はありません。そこにこだわると、OB訪問に踏み出せなくなってしまいます。

できる限り失礼がないように気を付ける(“気を付ける”のが大事です。知らぬ間に失礼をはたらいてしまうことは多々ありますから、そこまで気にしすぎないように)のは前提として、一生懸命さが伝わるように質問事項は十分に用意しておいたり、話している間も熱意を持って会話をしたりと、少なくとも「適当にやっているわけじゃないな」と思ってもらえるようにしましょう。

 

その上で、さらに一歩先、優秀だと感じてもらえるような質問はどんなことかを考えていくと、それは「考えていることが伝わる質問」だと思われます。

「一日の仕事の流れを教えてください」「どんなところにやりがいを感じますか?」「社内の風通しは良いですか?」などの質問は、実際に気になるところですし、実際に尋ねてみて何ら問題があるわけではありません。

ただ、これらはいわば“誰でもできる定番”の質問で、そこにあなたの個性は含まれていないのです。

例えば、「やりがい」を尋ねるにしても、「自分は●●の部署を一番に志望しているが、その部署の人たちを見て率直にどう思うか」「(その部署での勤務経験があるようであれば)そこは他の部署と比べてどう感じるか」など、自分の志望を絡めて質問ができれば、他の定番質問よりも、何かしら“考えている感じ”が伝わりますし、真剣に志望していることが伝わることでしょう。

また、実際に企業の現況を受けて、それに対する見解を求めるというのもアリです。例えば、「テレビ朝日が2022年度の視聴率三冠を獲得し、日テレの牙城を崩した」ということが一つの話題になったのですが、このことはご存知だったでしょうか。このような、少し調べないと目に入らないその企業のニュースを取り上げることで、「よく関心を持っているな」と思ってもらえる可能性は高まるでしょう。実際、そのような話題にこそ、企業側が考える本質があったりするものです。

ただし、注意点はあります。

まず、見解を求めるからには、逆に聞き返されたときに返す“球”も用意しておくべき、ということです。学生レベルであれば、そこまで踏み込んだことは言えなくて問題ありませんから、ここで自分なりの考えを堂々と話せれば、「よく考えている子だな」という印象を与えられるはずです。

加えて、くれぐれも相手に失礼な言い方にならないように注意しましょう。例えば、話題的に、世間からの批判も多いようなことの場合は、ストレートにぶつけてしまうと、自社愛に溢れる社員であれば、不快に思う人もいるかもしれません。「世間からの批判もあるようだが、面接でこの話題になったらどう答えたら良いか迷っていて…」などとごまかすのも一つの手ですね。

 

なお、学生レベルであれば、そしてこのブログで対象としている、私のような“凡人”であれば、ここまでのことができれば十分です。ただ、「こいつ、できるな」とまで思わせるには、やはりその企業やそこでの業務について、自分なりの切り口からより鋭い質問をぶつける必要があります。でも、それはよほど賢い人でない限り難しいですし、そもそもそんな質問ができてしまう人は、OB訪問のことはそれほど気にせずとも、サクッと内定を得てしまうような人であるのだろうと思いますから、「なんかすごい質問を考えなくては・・・!」などと焦る必要はありません。

 

 

②自分の仕事を想像するための質問

企業説明会や採用サイトなどは、基本的には企業を良く見せるための情報しかありません。「あえて悪いところも隠さず言いますが…」などと言っても、結果的には良く映るようになっています。

だからこそ、一対一で現役社員と話せるOB訪問は、その会社での仕事の実態を知る大きなチャンスです。それは、企業選びの要素となるだけではなく、面接で話す内容にも深みを与えてくれます。きちんと将来の仕事をわかった上で、それに沿った話をしている受験生の方が、優秀さも熱意も伝わるものです。

ですから、ここは無難に、

「実際にどんなサイクルで働いているのか」

「どこにやりがいを感じているか」

「どこが嫌だと感じるか」

など、ベタな質問のようですが、「一社員が何を感じながら働いているか」ということは、自分が働くことを想定するうえでも、また実際の選考を勝ち抜いていく上でも、役に立つことでしょう。

また、企業や、自分の志望する部署の状況などについて尋ねるのもよいですし、あるいは就活についてのアドバイスをもらうのも良いでしょう。

素直に、その企業のことを知るために、またそこに入社するために、気になることは何でも聞いてみるべきです。

 

ただ、相手も社員ですから、小奇麗にまとまった回答をしてきたり、あるいはなかなか本音ベースで話してくれなかったりすることもあるでしょう。

そこで、1つ本質をつく質問を挙げるとすると、

「ここまでこの仕事を続けてきた理由は何?」

ということです。

どんな仕事でも、どんな人でも、辞めたくなる瞬間、そこまではいかずとも嫌になる瞬間はあるはずです。楽で、楽しいだけの仕事なんてありませんから。それでも同じ仕事を続けるのは、必ず理由があるわけです。

「給料が良いから」

「ホワイトな会社だから」

「人のためになると感じるから」

「やっぱり楽しい仕事だと思うから」

色々な考え方があると思いますが、「仕事が嫌になったときでもここに残りたい」と思える要因にこそ、その会社、その仕事の良さの本質が表れているのではないでしょうか。

「本当に体力的につらい」

「プライベートがなくなるくらい忙しい」

それでも

「なんか楽しくてやめられないんだよね」

こういった言葉には、その仕事の魅力が表れているように思うのです。

 

学生のうちにしか与えられないOB訪問というチャンスを有意義なものにするために、ご参考にしていただけたら幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました